オンラインカジノで出金できないときは?出金拒否トラブル事例と対策

オンラインカジノの出金拒否トラブル事例と対策

オンラインカジノを利用している中で最もよくあるトラブルが「出金できない」「出金拒否された」という内容です。この記事ではオンラインカジノで出金できない原因や対策を詳しく紹介しているので、オンラインカジノを利用する前の参考にしてください。

オンラインカジノから出金できないのはなぜ?原因と対策を紹介

オンラインカジノから出金できない時、実はユーザー側に原因があるというケースが少なくありません。具体的に考えられる原因、さらに原因に応じた対策を詳しく紹介します。

第三者名義の口座に出金しようとしている

どのオンラインカジノにおいても、第三者名義の口座への出金は認めていません。家族であろうとも、名義が異なればNGです。出金申請時に第三者名義の口座を指定した場合は、出金審査によって出金を拒否され出金できません。

本人名義の口座に出金する

出金先を本人名義(アカウントと同一名義)の口座にすれば問題なく出金できます。したがって当然ながら、アカウントを開設する時点から正しい名義で登録しておかなければなりません。

出金条件をクリアできていない

オンラインカジノから出金できない理由としては、出金条件をクリアしていないことも考えられます。筆者自身も出金条件の未了が理由で、ベラジョンカジノで出金できなかったこともありました。

出金条件の未了で出金不可という旨のベラジョンカジノからのメール

入金額と同額以上の賭け実績を作る

出金条件は基本的に1倍に設定されています。つまり入金額と同額以上を賭けると出金できるということです。例えば1万円を入金した場合、1万円以上のベット実績を作れば出金可能となります。

逆に入金額以上の賭けを行わなければ出金できないということです。

入金した資金は「リアルマネー」の扱いになるので、ボーナスの消化率は気にする必要がありません。スロットでもテーブルゲームでもライブゲームでも、出金条件分のベットを完了すればOKです。

なおオンラインカジノによっては、1倍よりも厳しい出金条件が設定されることがあります。

オンラインカジノ名 入金額の出金条件
カスモ 5倍
カジノシークレット 5倍
うみうみカジノ 5倍
カジノフライデー 2倍
ボンズカジノ スロット以外をプレイすると3倍
テッドベット スロット以外をプレイすると3倍

細かい規定については、必ず各オンラインカジノの利用規約から確認しておいてください。

スムーズに出金したいならボーナスを受け取らないのもあり

オンラインカジノでは一体型と呼ばれるタイプのボーナスを保有している場合に、ボーナスに定められた数十倍程度の出金条件をクリアするまで、入金したリアルマネーすら一切出金できなくなります。

出金条件をクリアするまで、入金したリアルマネーすら一切出金できない

ボーナスの特性をよく知らないままボーナスを受け取った結果、「出金できない」と苦しむプレイヤーも少なくないので、ボーナスの受け取りには十分注意しなければなりません。

一方で「分離型」「キャッシュバック型」「リベート型(特典型)」と呼ばれるようなタイプのボーナスならば、ボーナスを保有していてもリアルマネーを自由に出金できます。

本人確認(アカウント認証)が完了していない

本人確認が完了していない場合は、ほとんどのオンラインカジノから出金できません。本人確認は「アカウント認証」と呼ばれることもあり、アカウントに登録されている情報が間違いないかを確認するために行われます。

本人確認においては主に以下のような書類を提出(アップロード)しなければなりません。

書類の種類 利用できる書類
公的身分証明書 運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、住基カードなど
現住所確認書類 クレジットカードの利用明細書、住民票、公共料金の請求書など

オンラインカジノによってはさらに入金に利用した決済方法の画像やスクリーンショットの提出が必要となります。

本人確認の手続きを完了させる

本人確認の手続きはなるべく早めに済ませておきましょう。一部のオンラインカジノを除いて、いつでも好きなタイミングで書類をアップロードすることができます。

出金する直前になって慌てて手続きをするとミスが生じやすいため、アカウント登録が完了した後、そのままの流れで手続きを行うのがおすすめです。

入金とは異なる方法で出金しようとしている

オンラインカジノでは出金申請をする際に選んだ出金先の口座が、直近の入金方法と異なる場合には出金できません。例えばエコペイズで入金した後に、ベガウォレットで出金しようとすると出金できないというイメージです。

直近の入金と同じ方法で出金申請をする

直近の入金と同じ方法を出金先に指定すれば、問題なくオンラインカジノから出金できます。エコペイズから入金したら、出金方法としてもエコペイズを選びましょう。

銀行振込で入金した場合は、単に銀行送金で出金するのみならず、入金と同じ口座を出金先に指定する必要があります。例えば楽天銀行の口座から入金したならば、同じく楽天銀行の口座を出金先に指定しなければならないということです。

期間あたりの出金上限額に達している

オンラインカジノによっては期間あたりの出金上限額を定めており、上限に達した場合は出金できません。例えばミスティーノでは1日に1万ドルという出金上限を設定しています。

当社による同意がない限り、24時間で引き出すことのできる金額は最高で10,000ドルとなります。

引用元:ミスティーノ|一般利用規約

ミスティーノで午前中に5000ドル、午後に5500ドルを出金しようとすると、5500ドルの出金完了は翌日以降になるということです。

サポートに出金できないか交渉してみる

オンラインカジノが定める出金上限に抵触した状況においてどうしても急ぎで出金したい事情がある場合、サポートにどうにか出金してもらえないかを相談してみるのも1つの手です。サポートは無料で利用でき、柔軟な出金対応をお願いしたところで何か罰則を受けることはありません。

しかし「規約は規約」として、例外を認めてもらえないケースも多々あります。サポートから柔軟な対応を受けられなかった場合には、期間が過ぎて出金上限額がリセットされるのを待つしかありません。

銀行側の入金審査で拒否されている

銀行送金で出金する場合、オンラインカジノ側で出金処理が完了していても、銀行側の入金審査によって着金が承認されないこともあります。オンラインカジノからの直接銀行送金だけではなく、電子ウォレット経由で出金する際も同様です。

実際に口コミを調べてみると、楽天銀行やゆうちょ銀行などでは銀行の入金審査拒否によって出金できなかったという事例も見られます。

出金額を大きくしすぎない

銀行の入金審査で引っ掛からないためには、なるべく出金額を低くしておくという方法があります。いきなり高額の資金を動かそうとすると、審査が入念に行われるというケースも少なくないためです。

数十万から数百万円程度なら審査で引っ掛かる可能性は低いものの、数千万円単位での出金をしたい場合は一括ではなく分割で出金した方が、結果的に早く着金するかもしれません。

振込元を聞かれたら「オンラインカジノ」とは回答しない

出金先に指定した銀行によっては、銀行からユーザーあてに確認の連絡が来ることもあります。もし確認の連絡が来た際には、振込元が「オンラインカジノ」「ブックメーカー」などと回答しないように注意してください。

振込元がギャンブルサイトであると明らかになった場合は、銀行側が着金を認めてくれなくなる可能性もあります。確認の連絡が来ることはほとんどありませんが、万が一あった場合には「商売の取引先からの振込」「知人からの振込」などとうまくごまかすようにしてください。

申請金額が最低出金額に届いていない

各オンラインカジノでは最低出金可能額が定められています。当然ですが残高が最低出金額未満しかない状況では出金できません。100円などの小額から出金できるオンラインカジノはほとんどなく、最低でも1000円以上からでないと出金できないことは理解しておきましょう。

ゲームをプレイしてお金を増やす

オンラインカジノでプレイできるゲーム

現在の残高が最低出金額に満たない場合は、ゲームでベットして勝利しながら残高を増やす必要があります。ただしゲームで賭けるということは、資金をさらにすり減らす可能性もあるということなので注意してください。

追加入金してお金を増やす

残高が最低出金額に満たない場合には、追加でオンラインカジノに入金することにより残高を増やすという方法もあります。ゲームでベットする場合と比べれば、確実に残高を増やすことが可能です。

しかし追加入金をしたら、追加入金分の出金条件をクリアしないと出金できなくなります。もちろん出金条件をクリアする過程で、再び残高が最低出金額以下になってしまう可能性もあるので注意してください。

規約違反の賭け方をした

極端にリスクを避けた賭け方などは多くのオンラインカジノで規約違反として定められています。例えばルーレットで黒と赤に同時にベットする「オポジットベット」などが、リスクを避けた賭け方の一例です。

真逆の事象にベットする賭け方はNG

リスクを避けて確実に配当を得られるような賭け方をしても、出金条件を消化したものとはカウントされません。形式的には出金条件をクリアしていたとしても、出金審査の際に規約違反に該当する賭け方をしていたことはすぐにバレてしまいます。

またボーナスを利用する際には、ボーナスのベットリミット(最大ベット可能額)を超えた金額で賭けていると出金できません。

サポートに連絡して出金させてもらえないか相談する

規約違反で出金できないケースでは、オンラインカジノによっては最悪の場合アカウントロックなど非常に重い処分を受ける可能性もあります。そのためサポートに「二度と規約に反した賭け方はしない」というような反省の態度を示した上で、どうにか出金してもらえないか交渉してみてください。

しかしどのオンラインカジノでも利用規約を遵守しているか否かにはシビアなので、不当な賭け方をした時点で出金できる可能性はほとんどないと言わざるを得ません。

ベガウォレットのポイントバック目的の利用を疑われている

ポイントバックがあるベガウォレット

オンラインカジノの入出金にベガウォレットを使っているユーザーは、ベガウォレット側でどんどん貯められるポイントバック目的が疑われて出金できないこともあります。

ベガウォレットのポイントバックシステム

実際に過去にはライブカジノハウスで、旧ヴィーナスポイントのポイントバック乱用をしたユーザーのアカウントが一気に凍結されたこともありました。

オンラインカジノによってはベガウォレット利用の場合のみ、通常よりも厳しめの出金条件を設定していることもあります。

VenusPoint支払いシステムでの獲得ポイントを増やすために入金または出金を行うことは、禁止されている活動の一つです。

引用元:ボンズカジノ利用規約

ベガウォレットユーザーは最低出金条件の3倍くらいは賭け実績を作る

ベガウォレットのユーザーは利用規約に特段の記載がなかったとしても、入金額と同額だけでの出金はせず、少なくとも入金額の3倍くらいは賭けてから出金するようにしましょう。

ちなみにベガウォレットの公式サイトでは、入金額の8~10倍程度をベットしてから出金することを推奨しています。

加盟店様での、入金額に対するプレイ額の平均値は8-10倍以上です。

引用元:ベガウォレット|適正利用のお願い

ブラックジャックやバカラなど、ある程度資金安定性が高いゲームでプレイしても構いません。ベガウォレットを利用する以上は、他の方法に比べて出金できない可能性が高いということは一応頭に入れておきましょう。

運営会社のキャッシュがショートしている

出金できない時は、オンラインカジノの運営会社のキャッシュがショートしていることも考えられます。キャッシュショートが原因の場合、単に出金できないだけではなく、そのまま資金を持ち逃げされる可能性もあるので要注意です。

特にオープンしたばかりのオンラインカジノや最近になって一気に出金に関する悪い口コミが目立つようになったオンラインカジノなどは、出金できない可能性が高いと言わざるを得ません。

信頼性・安全性が高いオンラインカジノを利用する

安心して出金したいならば、最初から安全性や信頼性が高いオンラインカジノを選びましょう。安全性・信頼性が高いオンラインカジノには以下のような特徴があります。

  • 運営歴が長い
  • 上場企業により運営されている
  • 出金上限額が大きい
  • 出金スピードが速いことに言及する口コミが多い

近年のオンラインカジノ熱の高まりにより、日本語対応のオンラインカジノはまさに玉石混交状態です。とにかく安心して出金できることを優先したいならば、マイナーなオンラインカジノではなく名の知れたオンラインカジノを選んでおくのが安全です。

オンラインカジノの出金はどんな仕組み?

オンラインカジノの出金審査がどのような仕組みで行われるのか、詳しく解説します。

本人確認や不正がないか審査が行われる

ユーザーがオンラインカジノから出金した後は、すぐに出金が完了する訳ではありません。しっかりと出金条件がクリアできているか、本人確認の手続きが完了しているかなどがかなり厳しくチェックされます。

そして何かしら不備や不足、規約違反などが見られると、出金は拒否されて資金がアカウントに指し戻されてしまいます。

マネーロンダリングがないかも厳しくチェックされる

出金審査が厳格に行われる大きな理由として、マネーロンダリングを防止するという目的もあります。

麻薬などの犯罪や不正取引などで得た資金を,多数の銀行の口座を転々と移動させることで,資金の出所や受益者をわからなくすること。

引用元:Oxford Languages

本人確認(アカウント認証)の一環として決済方法確認書類の提出を求められるのも、マネーロンダリング対策のためです。また出金条件があるために、入金後すぐに出金できないという点にもマネーロンダリング対策の意味合いがあります。

ボーナスは出金しづらい仕組みになっている

ボーナスはユーザーの資金を一気に増やせることでお得度が高いと感じる人も多いでしょう。しかしボーナスには厳しい出金条件が設定されるのが通例で、かなり出金しづらい仕組みになっています。

実際にボーナスを利用しようと思っても、出金条件をクリアする過程で全額失ってしまうというケースも少なくありません。仮にボーナスが出金できると運営側にとっては収益を圧迫する要因となってしまうだけに、絶妙に出金しづらいように出金条件やボーナスベットルールなどが調整されています。

中間決済サービス会社を通じて出金される

オンラインカジノからの出金は、中間決済サービスを経由するパターンもよくあります。例えば出金申請が承認された後、オンラインカジノが一旦中間決済サービスに振込を行い、その後中間決済サービスからユーザーの銀行口座に振り込まれるというイメージです。

よって仮にオンラインカジノ側の出金承認が早くても、中間決済サービスの対応が遅いせいでなかなか出金完了とならないこともあり得ます。

国際送金と国内送金がある

そもそも銀行振込(銀行送金)には国際送金と国内送金の2パターンがあります。多くのオンラインカジノが採用している国内送金ならば中間決済サービスを経由することはないので、オンラインカジノ側の出金手続き完了から口座への着金までのスピードはスムーズです。

しかし主にイギリスに拠点を置く会社がよく採用している国際送金だと、中間決済サービスを経由するので出金待ち時間が長くなります。出金申請画面を見てSWIFTなどの入力を求められる場合は国際送金です。

IBANやSWIFTの入力が必要な場合は国際送金

銀行送金の形式として国際送金を採用している場合には、エコペイズなど電子ウォレットを利用した方が、スムーズに出金できます。

金融機関が着金を拒否することもある

銀行送金で出金する場合は、金融機関側が出金を拒否することもあります。特に楽天銀行は出金拒否事例が多いとの口コミも見られました。仮に銀行側に出金(着金)を拒否された場合には、別の方法で出金できないかオンラインカジノのサポートに相談する必要があります。

ちなみにオンラインカジノからの税金がかかるのは、銀行口座に着金したときであるということも覚えておきましょう。

銀行口座に記録が残った以上、税務署は稼ぎがあったと見なすため、逃げることはできなくなります。年間を通じて50万円以上の利益を稼いだ場合には、忘れずに確定申告と所得是の納税をするようにしてください。

過去にオンラインカジノで起きた出金トラブル

これまでオンラインカジノの世界では、少し怖さを感じてしまうような重大な出金トラブルが起きたこともあります。以下で紹介するオンラインカジノが100%悪質な悪徳カジノというわけではないものの、同じようなことが起こる可能性はゼロではないことを頭に入れておきましょう。

オンラインカジノ 出金トラブル
横綱カジノ 夜逃げのように突如閉鎖
カチドキ 徐々にログインや出金が出来なくなり閉鎖
カジノミー 運営の不手際でユーザーの資金を没収
ベラジョンカジノ 2,000万円の出金拒否疑惑

横綱カジノ:運営が夜逃げしてユーザーの資金をそのまま持ち逃げ

2021年6月、横綱カジノは何のアナウンスをすることもないまま突然サイトが閉鎖しました。もちろんアカウントに資金があったユーザーは出金できず、そのまま持ち逃げされたことになります。

日本のオンラインカジノ史上でも、ワーストレベルの夜逃げ事件と言っても過言ではありません。横綱カジノは毎日ログインで稼げる無料ボーナスがあったことで人気を博していましたが、あまりにもボーナスがお得すぎるオンラインカジノへの入金は慎重になるべきという教訓を得ることができます。

カチドキ:新型コロナウィルスの蔓延以降、ログインも出金もできず

オンラインパチンコサイトとして人気を誇っていたカチドキは、2020年の新型コロナウィルスの感染拡大が広まったあたりの時期からなかなか出金が承認されないという時期が続いています。さらにはログインすらできなくなってしまい、現在も改善する見通しは立っていません。

カチドキはオランダ領キュラソー島のライセンスを取得していたものの、虚偽記載だったのではとの情報もあります。カチドキは日本語で利用できる数少ないオンラインパチンコサイトだったこともあり、出金できない地獄を見た日本人プレイヤーも少なくありません。

カジノミー:運営の不手際なのにユーザーの資金を没収

運営の不手際でユーザーの資金を没収した「カジノミー」

カジノミーは2021年10月に、特定のスロットのフリースピン購入価格をディスカウントするというキャンペーンを開催しました。しかし運営側は実質還元率が100%を超えることに気づいていなかったのでしょう。ユーザーが殺到した後にキャンペーンの欠陥に気づいた運営側が突如キャンペーンの終了を発表しました。

この時点でかなりユーザーの怒りを買っていましたが、さらにキャンペーンで獲得した勝利金、加えてキャンペーンに関係ないゲームで得た勝利金も没収されるという前代未聞の出金トラブルへと発展しました。

現在もカジノミーの運営自体は継続しているものの、「カジゴミー」と揶揄されるなど、ユーザーからの不信感はかなり高まっています。

ベラジョンカジノ:2,000万円の出金拒否疑惑

2,000万円の出金拒否疑惑があるベラジョンカジノ

日本市場で最大手のベラジョンカジノでは、過去に2000万円の勝利金をゲットしたユーザーの出金が拒否されたのではないか?という疑惑がありました。出金拒否トラブルの全貌は以下のYouTube動画から確認ができます。

出金が拒否された理由は定かではないものの、大きく勝ち過ぎたことが原因の1つとして考えられます。オンラインカジノの運営としては、なるべく出金額を小さく抑えたいと考えているためです。

ケースバイケースではあるものの、他のオンラインカジノでもあまりに大きく勝った場合には、難癖をつけられて出金できない可能性もあるという点に注意してください。